つくば発 山ある記

山登り初心者の雑記帳

宝篋山(第32回):1時間で春から冬へ

2020年2月27日(木) 車を走らせていると、東の方の空遠くにむくむくと立ち上っている入道雲。これ夏の雲だよね、まだ2月なのに…と、運転中で撮影できないのを残念に思いながら向かった宝篋山。 春の初めは、乾いた景色の中でそこだけ、薄明かりがともったよう…

筑波山(第39回):桃子さんと悲願達成(百Y山#7)

薬王院のお雛様見に行かない?今しか見れないし、お寺自体ももなかなか素敵。公共の交通機関では行きづらいから送迎するよ… と半ば強引に誘ったら、東京から桃子さんが来てくれることになりました。桃子さんは昨年、植村冒険館友の会で親しくなったお友達。1…

宝篋山(第31回):杖

2020年2月12日(水) とびっきり天気の良い午前中。 こんな日は平日でも9時過ぎると駐車場は一杯。でもこの日は運よく出て行く車があり、入れ替わりにすぐ停めることが出来ました。 麓では、冬の間休んでいた田んぼをトラクターが耕していました。 頂上はい…

植村直己さんのお墓を訪ねて

2月12日は冒険家・植村直己さんの誕生日。植村さんは1984年、43歳の誕生日にマッキンリー単独初登頂を果たし、翌13日に消息を絶ちました。3つの記念日を前にした2月11日に何か行動を起こしたいと思い、お墓参りに行くことに。女神さまを誘ったら、もう一人…

3/3まで!薬王院のひな祭り(筑波山第38回)

筑波山の西側中腹にある椎尾山薬王院は1200年続く古いお寺です。薬王院コースの登山口なのでついでの軽い気持ちで覗いてみたら、期待以上に素敵な所でした。 県指定文化財 三重塔 スダジイの巨木群生地でもあります。 これはスダジイかどうかわからないけど……

雪山装備雑感

スノーシュー入門講座で雪山デビュー。暑かった1日目とプチ吹雪の2日目、両方体験したことでアルパインスーツの威力を実感しました。特に2日目。氷点下・強風だったけど、身体は寒さを全く感じなかった。実は、せっかく高いウェア買ったんだから、風よ吹け〜…

雪山デビュー【ロングトレイルハイカー入門講座・2日目】高峰山・車坂山

2020年2月9日(日) 起きてすぐカーテンを開けると、今日行く山は分厚い雲に覆われて、見えない。。。いやな予感。 スノーシューハイクの2日目。安藤百福センターからタクシーで高峰高原ホテルへ行くと、昨日とは打って変わって悪天候でした。気温マイナ…

雪の山に登る【ロングトレイルハイカー入門講座‐座学】

2020年2月8日(土) 高峰高原でのスノーシューハイクを無事終え、宿泊先の安藤百福センターにやってきたのが午後3時半。研修室から、今歩いてきた山の方が見えます。 夕飯の前に雪山入門の座学がありました。 内容は雪山概論から必要な装備、シーン別ウェ…

雪山デビュー【ロングトレイルハイカー入門講座・1日目】水ノ塔山②

2020年2月8日(土) 安藤百福センターのスノーシュー講座1日目の記録、その2です。 前回の記事はこちら→ tomoquito.hatenablog.c 歩き始めた頃にはすっかりお天気が良くなり、風もなく穏やか。すぐに暑くなって、中綿ジャケットを脱ぎました。みんな、あっ…

雪山デビュー【ロングトレイルハイカー入門講座・1日目】水ノ塔山①

安藤百福センター主催のロングトレイルハイカー入門講座。5回シリーズの最終回は、スノーシューハイキング。冬の間「冬眠」する登山者も多いと聞きますが、私は最初に興味を持った山がエベレストだったこともあり、雪山を外すことは考えられませんでした。山…

宝篋山(第30回):枝ぶり

木の葉は落ちてお花も少なく、ほかの季節に比べて見るものも少ない冬の低山。でも日当たりが良くて明るく、見通しも良いので好きです。 2020年2月5日(水) 水曜日は門限が早く、スタートも遅かったので宝篋山極楽寺コース。 お花や葉っぱはなくても、青空をバ…

Y字バランスへの道②

身体の超硬かった私が、Y字バランス出来るようになるまでの記録です。 最初から読んでくださる方はこちらへどうぞ↓ tomoquito.hatenablog.com 2009年4月、ジャマイカでの生活が始まりました。 住んでいたのはこんなきれいな所ではありません 引っ越しのどさ…

筑波山(第37回):梅園と北斜面

2020年2月2日(日) 女神さまを中心とする山好きグループ(総勢11人)に入れてもらい、筑波山へ。蝋梅が満開との情報があったので、真っ先に梅園に向かいました。梅まつりまであと約2週間だけど、もううっすらと染まっています。 蝋梅は見つけられなかった…

Y字バランスへの道①

「日本100Y山プロジェクト」を勝手に立ち上げ、一人挑戦中。各地の山頂や絶景ポイントでY字バランスしてカメラに収めています。先日、その足どうやって鍛えたの?と質問が寄せられたので、これまでを振り返ってみたいと思います。 2019-09-23 物見山(埼玉県…

筑波山(第36回):下は水浸し、上から雪山がたくさん見えた

2020年1月30日(木) まだ暗いうちに家を出て日が出た頃、筑波山に到着。 神社にはもう梅の花が咲いていました。 朝の迎場コースは木漏れ日がとっても気持ち良いのだけど、この日はびっくり。一昨日の大雨がまだ引いていなくて、登山道が小川になっていまし…

宝篋山(第29回):職場の人と

私が山に行っているということは職場になんとなく知れ渡っていて、宝篋山に連れて行ってほしい、と言った人がありました。その人は以前、道具も色々揃えて筑波山や各地の山に登っていたそうなのですが、一緒に行っていた人が行かなくなったのでやめたそうで…

宝篋山(第28回):冬はつとめて

2020年1月22日(水) 出勤前の女神さまと待ち合わせて宝篋山へ。太陽は出ていないけど空が白み始めた6時20分、行動開始。わずか2台だけどすでに先鋒隊がありました。 1時間で山頂に到着。雲間から差し込んだ光が霞ヶ浦を照らし、まるでスポットライトのよう…

宝篋山(第27回):ノアちゃん

用事が立て込んだり天候不順のため、前回の山から1週間が過ぎたこの日。心がざわつくいいお天気で、午後少しだけ時間があったので、山に行くの一択。行く先は宝篋山の一択。 2020年1月21日(火) いつものように極楽寺コース登山口を目指して田んぼを歩いて…

小町山~朝日峠でお初釜(百Y山#6)

ご近所さんで構成する山歩きサークル、つくばトレッキング会の新年オフ会だったこの日。2時からだから午前中山に行けるね、と、同会名誉顧問の女神さまと前座ハイキングすることになりました。 2020年1月13日(祝) 宝篋山が2回続いた私に配慮してくれ、行…

宝篋山(第26回):こんな時にアクシデント、「天然」認定を受ける

東京から植村冒険館友の会のメンバーが来てくれ、一緒に宝篋山へ行くという前日。天気予報は「曇りのち雨」だったけど、このメンバーでまたいつ集まれるかわからないので、決行することになりました。そしたら当日の朝になって消えたのです、傘マークが! 20…

宝篋山(第25回):純平歩道を行く

12月に大菩薩嶺に行った帰りのバスで、席の近かった人たちが宝篋山に来てくれることに。百名山でもない里山に東京からわざわざ電車で来てくれるなんて嬉しくて、話が決まってからずっと楽しみにしていました。その日を2日後に控え、下見に。 1月10日(金) …

筑波山(第35回):初詣、南側全コース踏破

2020年1月4日(土) まだ初詣に行っていなかったので、遅ればせながら筑波山にご挨拶。土曜日で駐車料金が500円なので、2周して元を取ろうと早めに家を出ました。 8時半、神社でお参り。 迎場コースから 白雲橋コースに入り、 女体山山頂でうっすらと見える…

宝篋山(第24回):2020年登り初め

年末年始、帰省していた息子が宝篋山に行ったことがないというので、登り初めは一緒に宝篋山へ。装備など何一つ持ってきていなかったけど、普段着+家にあるもので行っちゃいました! 2020年1月2日(木) ハート岩の看板もすっかりお正月仕様。ここが極楽寺…

筑波山(第34回): 駐車場事情と大御堂のこと

2019年12月28日(土) 年末休暇に入ったこの日。天気が良かったので庭の大掃除もしたかったけど、こんな日はやっぱり山に行きたい。お掃除は早く帰ってきてすることにしました。前回が曇り空だった筑波山の「お口直し」だ!このお天気で登り納めになれば、201…

宝篋山(第23回):山頂クリスマスパーティー

出勤前の女神さまと早朝、宝篋山に行くことになり、お互い都合の良かったのがたまたま12月25日でした。朝6時15分、小田駐車場に集合。せっかくクリスマスの朝早く行くんだから、どこかの木にデコレーションでもしたいな。その日の登山者皆さん驚いてくれるか…

雪山入門・机上講習会

最初に興味を持ったのがエベレストということもあり、山登りを始めようと思った時から、雪山は当然のように視野に入っていました。師匠から雪山デビューは残雪期が良いと言われているので、今年ゴールデンウィークに予定しています。そこへきて、「歩き方講…

筑波山(第33回):1年経過

初めて自分の足で筑波山に登ったのが2018年の12月15日。ちょうど1年が経ちました。前回、薬王院コースから登ったので、この日はいつものように筑波山神社からスタート。 2019年12月19日(木) すでに初詣受け入れ準備万端の神社。1年間無事に山登りを続けら…

筑波山(第32回):初めての薬王院コース

筑波山へ行く時、信号待ちでいつも真正面に仰ぐ西斜面。 この斜面が、秋の深まりと共に染まっていくのが気になっていました。いつもこの交差点を真直ぐ進んで神社付近から登っているけど、ここで西斜面を見て期待が高まった割に神社側は色づいていないのです…

大菩薩嶺③(百Y山#5)【植村冒険館忘年山行2日目】

2019年12月8日(日) 「親不知の頭に着くまで、絶対に振り返っちゃいけませんよ」 前夜お世話になった介山荘のご主人が、お見送りの時くださった言葉です。介山荘を出て大菩薩嶺の山頂に向かう時、富士山は左後方にあります。親不知の頭で見る富士山が一番大…

大菩薩嶺②【植村冒険館忘年山行・宿泊】

上日川登山口からものの1時間ほどで大菩薩峠に到着。 この日、泊まった介山荘はオーナーのお祖父さまが、小説「大菩薩峠」の著者・中野介山とご親交があったそうです。 皇太子時代の天皇皇后両陛下もお泊まりになりました。他、山番組で有名な方々のサインも…