植村直己さんのお墓を訪ねて
2月12日は冒険家・植村直己さんの誕生日。植村さんは1984年、43歳の誕生日にマッキンリー単独初登頂を果たし、翌13日に消息を絶ちました。3つの記念日を前にした2月11日に何か行動を起こしたいと思い、お墓参りに行くことに。女神さまを誘ったら、もう一人の植村ファン、よしえさんを連れてきてくれました。
よしえさんと女神さまは、11月に行われた日本冒険フォーラムでたまたま席が隣で知り合った関係。
実は私も、植村公子夫人からこの日の懇親会チケットを頂いていたのですが、どうしても外せない家族の行事があり行けませんでした。公子夫人のご厚意を無駄にするのが忍びなく、自分のチケットを女神さまに託していたので、女神さまの誘いを受けたよしえさんが急きょ、私の代わりに懇親会に出てくれたのです。懇親会の席で二人、植村さんや山の話で盛り上がったと聞いて、私もその人に会ってみたいなと思っていました。
2020年2月11日(祝)
植村さんのお墓は板橋区の乗蓮寺というお寺にあります。冒険館で待ち合わせして展示を見た後、お寺まで歩きました。
墓地へ入るとすぐ目につくこの立て札。訪ねてくる人が多いのでしょう。実際、私たちが居た間にも、この札があったから見に来たという女性が居ました。
植村さんはまだマッキンリー(今はデナリ)のどこかで眠っていますが
墓碑には草野新平の追悼詩が刻まれています。
地球には
もう彼はゐない
けれども生きてゐる
修身に化けて
植村直己は
私たちの中に
生きつゞける
お墓の横に名刺受けがあったのには驚いたけど、今でも冒険に出る前の冒険家がお参りに来ることもあるようです。
閉園時間が過ぎたのにも気づかず、ここで話し込むこと1時間半。意図したわけではないけど、ファンが3人集まれば話題は自然と植村さんの冒険や山のことになります。お墓の前で山の話なんてきっと植村さんも喜んでくれてるよね。
今回、植村話を共有できる仲間が増えたのはとても嬉しく、それも私が冒険フォーラムに行けなかったから出会えたという不思議な巡り合わせ。植村さんが引き合わせてくれたとしか思えない…と3人、一致しています。
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