植村冒険館
東京都板橋区に植村直己冒険館という博物館があり、冒険家・故植村直己さんの業績や冒険精神を伝える事業が行われています。植村さんといえば犬ぞりの冒険家とばかり思っていましたが、日本人初のエベレスト登頂者でもあると知ってから植村さんの事を調べまくり、その人柄と冒険の世界に引き込まれていきました。そして去年の6月、念願かなって冒険館に初登頂。
1階には資料コーナーがあり、登山や冒険に特化した膨大な書籍や地図が閲覧出来ます。小説、エッセイ、ガイドブック･･･ざっとタイトルに目を通しただけでも読みたい本ばかり。老舗登山雑誌のバックナンバーもありました。うちの近くの図書館には植村さんの著書が1冊しかなかったけど、ここにはもちろん全て揃っています。近くに住んでいたら、暇さえあれば入り浸っていたことでしょう。膨大な資料の一部は誰でも借りる事が出来ますが、友の会会員になると制限なく借りられるとのことで、即入会しました。
2階は展示室になっていて年4回、テーマを替えた企画展が行われます。植村さんが使った装備や写真パネルが展示され、他で見る事の出来ない過去の番組も上映されています。入館は無料。
もう一つ大きな魅力を感じたのが、会員向けの登山ツアーや実地講座があることでした。周りに登山のスキルを教えてくれそうな人が居なくて途方に暮れていたので、植村さんの会なら間違いない、ここで登山のノウハウを学びたい！と思ったのです。遭難の記録を山ほどよみ、「ツアー主催者には命を預けるも同然、バックグラウンドや価値観を重視して慎重に選びたい」と考える私には願ったりかなったりの会なのです。
先日、初めて友の会主催のハイキングに参加しました。その様子は次回、レポートしますね。
