つくば発 山ある記

山登り初心者の雑記帳

蓬田岳(百Y山#4):体育会山岳部OB会に潜入

2019年11月10日(日)~11日(月)

植村冒険館でご縁が広がり、明治大学山岳部OB会の山行に同行させて頂きました。参加者の半数以上は植村さんの先輩後輩、それ以外はご家族や友人知人という15人のグループでした。

行き先は福島県蓬田岳。初日はお天気に恵まれ、秋の景色と山の澄んだ空気を堪能してきました。

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登山口付近になぜかアジサイがいっぱい。季節外れだけど秋っぽい色が美しい。

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山頂で出会った地元の人に、つくばから来たというと「さっき会った人も つくばって言ってたな。裸足だったぞ…」と。もしかして、筑波山でよく合う裸足のあの人も、今日蓬田岳にきていた!?

 

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夜は母畑温泉に宿泊。その昔、アメリカに薬湯として輸出されたお湯は癖がなくて柔らかく、とてもいいお湯です。

 

山岳部OB会と言っても、昼間の行動は一般的な登山者グループと何ら変わりありませんでした。が、宴席では体育会風が吹きまくり、お膳は上座から年功序列です。「植村が居たら席はあの辺だよ」と指さされたその瞬間から、エアー植村さんも参加。

…ということは、植村さんをピッケルで叩いた先輩もここにいらっしゃるんですね、と言うと一同大爆笑。(新入生歓迎山行でバテた植村さんを、先輩がピッケルで叩いたと著書で読んだものですから・・当時はそれが新人教育だったようです)すると「植村に登山技術のイロハを教えたのは我々だ」という二人の先輩が現れました。入部前は全く登山経験のなかった植村さんを、このお二方が指導されたようです。言ってみれば「 冒険家植村直己」への第一歩をサポートした方達。現代の快適軽量な装備を駆使した登山からは想像もつかない、当時の荷揚げの苦労話や笑い話も聞くことが出来ました。

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後輩某氏のご夫人には「植村さんのどこがそんなにいいの?」と若干いぶかしげに聞かれ…苦笑。あのお人柄に惹かれないことの方が私には理解できないのですが、身近な方にはどこまでも「あのドングリが、、、」という当たり前な存在のようです。

 

翌日は悪天候のため、予定していた甲子岳登山は周辺観光に変わったのですが、もう一つ、体育会の片鱗を感じたことがあります。帰りの高速に乗る前最後のコンビニで、幹事さんからお達しがありました。 

「全員、何でもいいから1,000円程度好きなものを買うように」 

毎回、参加できない先輩OBからビール券の差し入れがあるらしく、帰京前のコンビニショッピングは恒例になっているようです。コンビニならビール券で決済出来て、お酒以外でも何でも買えるから酒を飲まない人間にも優しい。どこの馬の骨かわからない突然参加の私も、恩恵を頂きました。

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百Y山4座目は 2019年11月10日、蓬田岳 標高952m。

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