宝篋山と尖浅間(第1回)
つくばに住み始めて十数年になりますが、1か月前までの私はお恥ずかしながら、タイトルの漢字を全く読めませんでした。
宝篋山=ほうきょうさん
尖浅間=とがりせんげん
尖浅間に至っては、山頂で標識のふりがなを見て初めて読み方を知った次第。
年が明けてすぐ、山に行きたくてうずうずしていた私を宝篋山に誘ってくれたのは夫でした。去年、一緒に登山始めようと何度か誘った時は頑なに拒否していたのに、筑波山の下見に突然ロープウェイで連れていかれたり、今回は突然宝篋山に誘ってきたりと不思議な人です。でも山に行けるなら、そんなこともうどうでもいいのだ。
2019年1月4日(木)登り初め
7時50分、自宅を出発。通勤の車も少なかったので20分ほどで小田休憩所駐車場に到着。県外ナンバーの車も多く、かなり埋まっていました。宝篋山は標高461m。周りには城跡や廃寺が点在し、歴史あるのどかな里山といった印象です。
極楽寺コースからスタート。今日も良いお天気です。
田園地帯を抜けると沢沿いの岩場あり、冬枯れの樹林帯ありと、変化に富んだコースです。
だいぶ登ったところに宝篋城の土塁というものがありました。いにしえの城に想いを馳せながら歩いていると・・・なんと山の上から軽トラックが出現!ぎりぎり1台通れる道幅でしたが、登山道に車とは!!草刈りの作業車のようで、私達があまりに驚き笑ったので運転手さん、申し訳なさそうにすれ違っていきました。後から調べると、頂上まで車で行くルートもあるとのこと。めったにない事だとは思うけど、低山ならではの面白い体験です。
スタートから1時間20分ほどで頂上に到着。こんなに手軽に登頂したというのに、頂上で迎えてくれたのは期待以上の絶景でした。
小さく八ヶ岳も。その右側にこの風景。
そして霞ケ浦。
自宅がある同じつくば市なのに、遠くの観光地に来たような非日常感と解放感。それでいて、筑波山のように観光地化されていないのも非常に感じが良い。宝篋山、気に入りました!
帰路は常願寺コースを通ると、ルート上にあるもう一つの山、尖浅間山登頂というおまけもつきます。
宝篋山は低い所から歩いて登るので、ちゃんと登ったぞ!という感じがするのでした。高い所まで車で登って入山すると、ちょっとズルしてるような気になるのです。。。