二子山(埼玉県小鹿野町): 日本百Y山#3
2019年11月2日(土)
師匠の引率により、埼玉県の二子山に行ってきました。二子山は埼玉のジャンダルムとも呼ばれる、岩場で名高い山。どこでもいいから連れて行ってください、という漠然としたリクエストに応えて師匠が決めてくれた行き先です。前回の妙義山に続いての二子山、私の次の課題はどうやら「危険な場所」 のようです。「行きたい山リストに入っている!」と、女神さまも来てくれました。
ふかふかの落ち葉を踏みしめて入山。
最初にウォーミングアップがてら中央稜の見学に。クライマーの方が何人か登っていたので、絶対声かけたりしないようにと師匠に釘を刺され、そーっと傍を通過。こんな垂直の壁を登っていくなんて凄すぎるー。
その後私達も別ルートで稜線を目指して登りました。薄い踏み跡しかない、落ち葉の積もった急斜面のトラバースが続き、もし転んだら滑落必須。一歩一歩、緊張しながら歩いているので「全体を見て、リラックスして」と言われるけど、どうしても体に余計な力が入ってしまいます。振り返ると秩父の絶景が広がっていたんですけどね。とてもじゃないけど写真撮る余裕がなかったので、稜線に出て落ち着いてから撮った1枚。
この山行にあたり、ヘルメットの購入を勧められました。岩場では、転倒した時や落石がバウンドしてきた時に備えて頭部を保護した方が良いらしく。ここからはスリング とカラビナ使って要所要所で確保してもらいながら、ゴジラの背中のギザギザを進みます。
はいポーズ、と言われて、思わず取ったこのポーズ。
西岳山頂で百Y山3座目達成。
自己確保して覗き込んでみた崖の下。気持ちいい〜♪
この後一般ルートに降りず、背びれをそのまま進みました。初のバリエーションルート。
歩いて(這って?)きたゴジラの背びれを振り返る。ナイフリッジと呼ばれるこの地形はまるで天然の超高層アスレチック。両側が鋭く切れ落ちていて怖いのなんの。
師匠のサポートがなかったら進めなかったと断言出来ます。
鎖場を足探りで降りていて、足の置き場がない時の焦りと恐怖を克服したいです。
緑の線が通ったルート。山の向こう側を通って帰還しました。
『女神さま+私=雨』の疑惑を吹っ飛ばしてくれた青空。
緊張しながらも目に留まった可愛いもの。
白いカタツムリの殻が一杯落ちていました。
緊張したけど楽しかったー!師匠のサポートがあったとは言え、状況が困難であるほど達成感が大きいものですね。ヤバイぞこれは…。日頃は山岳ガイドのサポートなど必要としない女神さまも、ここは一人じゃ来られなかったと満足してくれました。
終了後、女神さまと私は近くのホテルに宿泊し、次の日般若山へ行ったのでした。
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