つくば発 山ある記

山登り初心者の雑記帳

筑波山(第15回): 中出水さん御一行様

植村冒険館の行事で知り合った中出水勲さんは明治大学山岳部OBで、植村直己さんの親友だった方です。私が植村さんの大ファンであることを伝えると、心の底から絞り出すように「ありがとう、ありがとう。」と、力強く繰り返す中出水さん。その一言に植村さんへの想いが凝縮されているようで心打たれます。前回の山行で同じ班になり、歩きながらお話ししたのがきっかけで筑波山をご案内することになりました。なんという光栄!

 

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2019年5月、志賀高原

 

2019年7月10日(水)参加者4人 

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10時39分、迎場コースからスタートしました。一緒にいらしたのは、明治大学山岳部OBのO氏と、中出水さんの職場のお仲間、T君。三人は日頃から一緒に、色々な山にいらしているそうです。

 

前後は本当にお天気が悪かったのだけど、当日は狙ったかのように晴れました。ああもうこれは、植村さんが雨雲を取り払ってくれたに違いない!

今日一緒に登ったこの三人は、植村さんが引き合わせてくれたご縁。だから私は、ザックに小さな植村さんの写真を忍ばせていました。

 

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「オレが先頭」と、自ら買って出た中出水さん。決して早くは見えないけれど、常に一定のペースなので結果早い。O氏、T君とは世間話をしたりお花や岩にひっかかりながら歩いたけど、中出水さんは景色も岩もお花も見ず、口数も少なく、思いつめたように肩を揺らして歩いていらしたのが印象的でした。なのに次の日電話で「昨日は楽しかったなー!」と本当に楽しそうに言ってくださって。笑

 

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山岳部時代、山ではよく歌いながら歩いたそうで、お二人の美声をワンフレーズ拝聴しました。知っていたのは♪雪よ 岩よ 我らがなんとか…♪ だけ。今ググったらこれ、雪山賛歌という歌で西堀栄三郎訳詞とあります…えっ!西堀先生は確か植村さんが六分儀の天測技術を習ったとして、著書にも登場している方。世の中狭い。

 

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女体山に登頂後、せきれい茶屋でお昼休憩してみゆきヶ原コースを下りました。実はこの日、誘ったけどどうしてもご都合がつかなかった植村ファン仲間の女神さま。下山後、皆で女神さまの職場まで押しかけて少しの時間、お顔合わせだけ出来ました。次回はぜひご一緒に!

 

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