つくば発 山ある記

山登り初心者の雑記帳

筑波山(第27回):ハイタッチの嵐

2019年10月24日(木)

 即位の礼が行われた2日後、筑波山神社にお祝いの記帳台が設けられていました。

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せっかくなので、記帳して出発。今日の筑波山は雲がかかっていたので怯みそうになったけど、降っていないので登ることにしました。

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 曇り空の平日、いつも休憩の人々でにぎわう弁慶茶屋にも珍しく人が居ません。

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でも、なんだか上の方が騒がしい。ここが山であるとは思えない、群衆レベルのざわめきに交じって、ヤッホーと子供の声が絶え間なく聞こえるのです。

 

しばらく進むと、数人の登山者グループが下りてきて教えてくれました。この先、遠足の子供たちと団体さんが200人近くいて渋滞していると。しばらく待ったけど一向に動かないから諦めて下りてきたそうです。そして私にも、やめた方がいいですよ、と忠告してくれたのですが・・・

 

そんなオモシロイことが起こっているなら、見に行くしかないでしょ!!

 

私はスピードを上げて歩いて行きました。そうしてたどり着いた渋滞最後尾。うわぁ~、確かにすごいわ・・・。こんな筑波山、初めて見た。もう30分、動いていないそうです。陽も当たらないこんな高い所で30分も…みんな震えていました。特に生足のおねえさん、見るだけで寒いよ…。

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どうしたものか考えていると、この群衆をすり抜けて一人の女性が下りてきたので、すかさず聞いてみました。

 

「すれ違えますか?」

「なんとか。行った方がいいですよ」

 

その言葉に勇気づけられ、前進することに。グループだと難しいけど、一人ならなんとかなるでしょう。

 

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 登山道脇の踏まれていない所を歩いたり、狭い所では「ごめんね、ちょっと通してねー」と少しの切れ目を待って入れてもらい、なんとか女体山山頂に到着。子供たちはさすがに山頂を避けているようで、列は御幸ヶ原の方から伸びていました。

 

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 真っ白な景色をカメラに収め、御幸ヶ原に向かって小学生の列に再び混入。

 

 すると突如、霧の中から現れたオレンジ色の人。帽子にはCHIBA FIRE ACADEMYの刺繍。しかも一人じゃない。習志野、柏、木更津…etc. 千葉県のいろんな地域から集まった消防士さんの訓練らしく、百人は軽く超える人数です。御幸ヶ原への狭い連絡路で大規模なすれ違いが発生しました。

 

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きびきびとした言動が爽やかな消防士の方たち。挨拶はもちろん「こんにちわッ」と、語尾に必ずちっちゃな『ッ』がついていて、こっちも思わずビシッと「お疲れ様ッ」の一つも言いたくなります。狭い連絡通路にはアッという間にこんにちはの大合唱が広がり、誰からともなく始まったハイタッチが延々と続きました。もちろん私もちゃっり便乗。めちゃくちゃ楽しかったです。あそこで引き返さなくてホント、良かったー。

 

この日は遠足の学校が集中したようで、その先にも、お弁当を食べている別の小学校が見られました。

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こんなお天気で気の毒だったけど、またいつか晴れた時に来てください。 

 

 
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