つくば発 山ある記

山登り初心者の雑記帳

天丸山・志賀高原【植村冒険館アドベンチャー講座】②

①天丸山登頂記に引き続き、宿泊先の安藤百福センターとそこでの出来事について綴ります。①から読みたい方はこちらへどうぞ。

tomoquito.hatenablog.com

 

 

2019年5月18日(土)

安藤百福センターは、日清食品の創業者である安藤百福氏が私財を投げ打って作った研修施設です。氏の半生が朝ドラになって放映されたそうですが、私はテレビを観ないので、「安藤百福」が人の名前ということすら知りませんでした。アウトドアを通して人々が健康増進するべく、研修や活動の拠点として活用されているようです。

 

ベッドメイキングや食器の片付け、掃除を自分たちで行うところは少年自然の家みたいだけど雰囲気は高級リゾート。「五つ星少年自然の家」と私は呼んでいます。笑

 

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それもそのはず、この建物は隈研吾さんの作品とのこと。家具や什器、電球の一つからレイアウトに至るまですべて隈研吾さんの意匠が貫かれているのです。木のぬくもりを感じるシンプルかつインパクトのあるテイスト。こんな所に泊まれるなんて、テンション上がるー。

 

なんと、図書室があるではありませんか。読みたい本ばかりでさらにテンションが上がります。他の女性達はお風呂に入っていましたが、私は夕飯までここで過ごすことにしました。

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しばらく経って食堂に様子を見に行くと、男性たちはもう集まって酒盛りが始まっていました。女性が誰も居ないので帰ろうとしたのですがガラス張りなので見つかってしまい、手を引いて座らされたのが本日の講師お二方の真ん前。新入りの私には場違い過ぎて緊張するー。

講師の節田重節氏は明治大学山岳部で植村さんの後輩だった方。もう一人の講師、山口章氏と共に山と渓谷の編集長を歴任された日本山岳界の重鎮です。こんな方達とお話出来るなんてめったにないことなので、開き直ってご一緒させて頂くことに。

 

貴重なお話をたくさん伺った中で、山口講師がラインホルト・メスナーと2週間にわたり一緒にお仕事されたと聞いた時は倒れそうになりました。ラインホルト・メスナーとは地球上に14座ある8000m峰全登頂を人類で初めて達成した偉大な登山家なのです。メスナーの超人的登攀を実際見た人から聞いて大興奮。この席に座って良かったー。

③につづく

 

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