宝篋山(第6回):芽吹きの季節
3月18日(月) 単独行
2日前、1か月ぶりに行ったら季節が激変していた筑波山。宝篋山の方はどうなっているんだろう…と気になっていたところ、朝から雲一つない晴天。ZUMBAに行く予定だったけど、こんな日に屋内に居るなんてもったいない!と、パトロールに出かけました。
このお天気、そして10時も過ぎていたので駐車場は満車。それでも、丁度出て行く車があったのですぐ停められてラッキーでした。
歩き始めると、やっぱり!モノトーンだった景色のあちこちに、小さな葉っぱやお花がちょこんと出ています。
何事も「はしり」にもっともゾクゾクする性質です。桜だったら満開より咲き始め。花火なら、空一杯に重なる大輪より、地下鉄から出てすぐビルの谷間に見える断片。葉っぱも葉緑素たっぷりのふっさふさより、はかなげな透明感のある新芽ににハッ!とします。だから、今の新緑の頃は一年で一番心が躍る季節。
陽当たりの良いあぜ道は、傍らに野の花が満開。名前は憶えていないけど、子供の頃よく見かけた顔ぶれです。道端の草花をひとくくりに「雑草」と呼ぶ人も居るけど、全然雑じゃないよ。誰に見られるためでもなくひっそりと咲いている姿は健気。
これだけは昔から名前を知っているオオイヌノフグリ。最近知ったのですが、この名前、「大犬の陰嚢」という意味だそうで。実の形に由来しているそうですが、お花はこんなに可愛いのに、、って言うか可愛いだけに残念過ぎる…。
小田城コースから降りる途中、順平歩道を回ってみました。ここはあまり整備され過ぎていなくて好きなのですが、入ってすぐの道はイノシシに荒らされまくっていてボコボコ。イノシシもお腹の空く季節なのでしょう。
順平歩道で好きな場所。斜面がシダに覆われているので「シダの谷」と呼んでいます。
新芽?なんだかよくわからないけど可愛い。シダも好きな植物の一つです。
秋冬の忘れものもまだ見ることが出来ました。
この辺りは家の周りより気温が低く感じるけど、春は山からやって来るみたいです。
宝篋山も春の香りに包まれていました。思いつきの急な山行だったけど、やっぱり行って良かったです。