宝篋山(第3回):山頂亭でお初釜
夫の友人、ホワイト氏ご夫妻が誘ってくれ、夫婦二組で宝篋山へ行きました。夫達は年末の同窓会でたまたま席が近かったそうで、氏が宝篋山に足しげく通っていると耳にしたことから今回の山行が実現したのです。どこに転がっているかわからない、ヤマ友のご縁。
1月20日(日)
8時半に小田休憩所駐車場で待ち合わせ、極楽寺コースからスタート。
初めてお会いするご夫妻だったので、自己紹介的な会話も弾みながら歩きました。あっという間に山頂に到着すると、筑波山がこんな幻想的な姿になっていてびっくり。感動しました。
ホワイト氏がバーナー持参でコーヒーを淹れてくれると予告があったので、私達も何か楽しいもの持って行きたくなり、存在を思い出したのがこちら。
何年か前、夫の誕生日にプレゼントしたモンベルの野点セットです。当時はまだ登山にハマっていなかったけど何かでこのセットを知り、海外出張時に良かろうと選びました。(夫は中高時代、茶道部だった) 一度海外に持って行った後はすっかり放置されていたけど、ついに山で使う時がやってきた♪
中には敷板と樹脂製のお茶碗、お棗、お茶杓、お茶巾が入っていて、小さな外袋にお茶筅が入っています。お茶碗の柄、写真ではよく見えないけど山なんです。こういう小さなこだわりがまた楽し。古帛紗は元々持っていたものを持参しました。
お菓子をどうぞ。左のは「赤鬼」です。
バーナーでお湯を温め直してもらったお陰で、自分で言うのもなんですが良いお服加減でした。
夫はガスバーナーに興味津々。というのもその昔、車で行くアウトドアにハマっていた頃があり、当時はホワイトガソリンが主流だったからです。コールマンのランタンやストーブを使っていました。海外赴任以来、アウトドアの習慣が封印されてしまったので今は遠くの物置で埃をかぶっていますが。任地では、テント泊なんかしたらすぐに身ぐるみ剥がされるような治安だったのです。
宝篋山はガイド並みに詳しいというホワイト氏奥様。なんと、私が来た過去2回とも、全く同じ日にいらしていたようです。しかも地震に遭った時はお互い山頂に居たという偶然に驚きました。下りは奥様の案内で、初の山口コースと純平歩道を歩いて総歩行距離10キロ。よく歩いた一日でした。
この日から、夫がしきりとガスバーナーの事を気にするようになりました。日頃物欲の無い夫がこんなに執着するなんて。これは登山の道に引っ張り込まれる日も近いかも!?